iPadは処理能力が高く、アプリゲームをキレイな大画面でサクサク遊べます。しかしiPadでゲームを楽しんでいると気になるのが、
- iPadを長時間持つのは疲れる
- 手汗がiPadについてしまう
- タップで遊ぶと画面に指紋がつく
などの悩みですよね。アプリ「崩壊:スターレイル(崩スタ)」をiPad mini(第6世代)で冒険している筆者にとっても、上記のような悩みは結構深刻な問題でした。
そこで今回、解決策として導入したのがXbox ワイヤレス コントローラー!iPadで使用できるコントローラーを探している人には、使用感や設定方法など、おすすめする理由も本記事では紹介します。
ぜひ最後まで読んでください。
Xbox ワイヤレス コントローラー
サポート対象のXbox ワイヤレス コントローラーは、Xboxだけではなく、Apple製デバイスに接続できるのをご存知でしょうか?サポート対象のコントローラーは下記のとおりです。
引用元:Appleサポート(詳細はこちら)
- Xbox ワイヤレスコントローラー(Bluetooth 対応モデル 1708)
- Xbox ワイヤレスコントローラー シリーズ S
- Xbox ワイヤレスコントローラー シリーズ X
- Xbox Elite ワイヤレスコントローラー シリーズ 2
- Xbox アダプティブコントローラー
接続できるデバイスについては、Appleサイトによると下記のとおりです(詳細はこちら)。
- iPhone
- iPad
- Apple TV
- Mac
Xbox以外にもPlayStationのコントローラー、その他のBluetooth対応のゲームコントローラーを使えるとのこと(詳細はこちら)。選択肢はいろいろありますが、筆者は下記の4つの理由からXbox ワイヤレスコントローラーを選択しました。
- 10,000円未満で購入できる
- Bluetooth接続できる
- 電池駆動
→バッテリー内蔵タイプは廃棄するのが難しい - Appleが公式に対応を明言している
→怪しいサードパーティー製は避けたかった
iPad mini 6で使ってみた
届いたXbox ワイヤレス コントローラーを開封して、単3形電池を2本セット!早速設定して、アプリ「崩壊:スターレイル」を起動してみましょう。
手順や購入動機も交えながら順に解説します。
使用環境
実際の使用環境は下記のとおりです。OSのバージョン、アプリ、コントローラーによっては対応していない場合もありますので、購入する際は十分注意して選んでください。
- iPad mini(第6世代):iPad OS 16.6
- 崩壊:スターレイル(Ver1.2)
購入動機
Apple製品はリセールバリューが高いため、なるべく傷をつけないように使用。特にiPadは防水対応していないため、手汗が付着しないように気をつけています。
しかし崩壊:スターレイルは、時間を忘れて遊んでしまうほどに面白く、プレイ中は手に汗握ることもしばしば。加えて昨今の強烈な暑さにより、手汗の量も頻度も多くなりました。
タップ操作は直感的で快適ですが、崩壊:スターレイルのキレイな映像と映画のようなストーリーを、指紋がついた画面で見るのは…ストーリー視聴中には指紋が気になり、楽しさが半減しているような気分に…
「手汗と指紋の悩みを解決して、もっと崩壊:スターレイルを楽しみたい!」という思いが強くなってきたので、ようやくXbox ワイヤレス コントローラーを購入しました。
設定方法(所要時間:約1分)
Xbox ワイヤレス コントローラーを使用する手順は、下記のとおりです。
【注意】電池駆動なので、事前に単3形電池を2本準備しておきましょう。
Amazonで正規品を購入しましたが、試供品として付属しているはずの単3形電池は入っていませんでした(Amazonの登録情報には付属と記載がある)。実物のパッケージや取扱説明書を見る限り、単3形電池が入っている旨の記載はなかったので、製造もしくは販売時期によって異なるのでしょうか…
- iPad mini 6の設定アプリでBluetoothをオン
- Xbox ワイヤレス コントローラーの背面に単3形電池を2本入れる
- Xbox ワイヤレス コントローラーの電源をオンにする
※全面のXbox ボタンをランプが点灯するまで長押する
(逆に電源オフは、約6秒間消灯するまで長押し) - Xbox ワイヤレス コントローラーの背面にあるペアリングボタンを押す
各種ボタンの名称と位置についてはこちら - iPad mini 6とXbox ワイヤレス コントローラーをペアリングする
「Xbox Wireless Controller」と表示される(詳細はこちら) - アプリ「崩壊:スターレイル」を起動
- 画面左上の「スマホ」のアイコンをタップ
- 「設定」のアイコンをタップ
- 一番下にある「その他の設定」内の一番上にある「操作モードの切り替え」をタップ
※Xbox ワイヤレス コントローラーをペアリングしていないと、「操作モードの切り替え」は表示されない - 「コントローラーモード」にチェックを入れて、「OK」をタップ
- 自動でアプリが再起動して、ゲーム開始画面になる(設定完了)。
アプリを再起動した場合、標準設定のタップで操作に戻る。そのためコントローラーモードの設定をオンにしたままアプリを終了して、手元にワイヤレス コントローラーがないから、アプリを始められないという悲劇は起きない安心設定です。
ボタン設定は細かくできる
操作感に遅延を感じることはなく、快適に崩壊:スターレイルを楽しめています(操作性の都合、遅延を体感しにくい…)。
デフォルトの設定のままでも十分に遊べますが、ボタン操作をカスタマイズすることも可能。フィールドでの移動を、常時ダッシュに変更もできてタップ操作より快適です。
設定方法は下記のとおりで、お好みにカスタマイズして快適なプレイをどうぞ。
- 画面左上の「スマホ」を起動
- 「設定」のアイコンを選択
- システムボタン設定でカスタマイズ可能
購入バリエーションは3パターン
Amazonのサイトで販売されているXbox ワイヤレス コントローラーは、下表の3パターンです。カラバリで選びたいならば本体のみを選択する必要がありますが、「カーボンブラック」なら3パターンから選べます。
本体のみ | USB-C付き | アダプタ付き | |
カラバリ | カーボン ブラック ロボット ホワイト ショック ブルー パルス レッド エレクトリック ボルト ペロシティ グリーン ディープ ピンク | カーボン ブラック | カーボン ブラック |
同梱物 | – | USB-Cケーブル ・ブラック ・約2.7m | ワイヤレスアダプタ for Windows 10 |
それぞれの金額については、下記の画像を参照してください。筆者はカーボン ブラックが欲しく、購入のタイミングで「USB-C付き」が一番安かったため、「USB-C付き」を選びました。
5つのメリット
Xbox ワイヤレス コントローラーを使用して分かったメリットは、下記のとおり5つです。
- Apple公認の安心感
- 有線・無線どっちも選択可
- 電池式(単3形電池2本)
- フィット感ヨシ
- 操作感ヨシ
それでは順に解説します。
1. Apple公認の安心感
Bluetooth接続できるコントローラーは数多く販売されていますが、品質はピンキリです。Amazonで検索すると、技適は?バッテリーの安全性は?本当に使えるの?など不安がある製品もちらほら…
Xbox ワイヤレス コントローラーはMicrsoft製で、かつAppleサポートのページにも記載されている製品のひとつです(詳細はこちら)。「Appleが記載している製品ならば大丈夫!」という安心感がありますね。
サポートデバイスやOSも公開されているので、製品の品質はもちろん、長く使えそうです。
2. 有線・無線どっちも選択可
Bluetooth接続での使用がメインになりそうですが、有線での使用もできるXbox ワイヤレスコントローラー。Appleデバイスだけではなく、Windows PCでも使用できるので、汎用性が高いのもポイントです。
0.何秒を争うゲームでの使用の場合は、Bluetooth接続ではなく、有線接続がいいでしょう。1台のコントローラーで接続方法を選べるのは、利便性が高いのでおすすめです。
3. 電池式(単3形電池2本)
電池式のXbox ワイヤレス コントローラーを選んだ理由のひとつが、買い替え時に本体を廃棄するのが楽だからです(廃棄方法はお住まいの地域によります)。コントローラーは消耗品で、使用する時間と頻度によっては、予想よりも早く壊れたりしますからね。
また突然に電池が切れても、バッテリーだと充電しながらの使用になりますが、電池式なら交換するだけですぐに使えます。単3形電池はTVなど生活家電のリモコンにもよく使用されるので、多めに購入して家に予備で置いても、無駄にならないのは利点ですね。
4. フィット感ヨシ
コントローラー前面のマット加工、側面と背面のシボ加工、そしてサイズ感がちょうど良いですね。筆者の手にはフィットしているので、操作感が快適に感じます。
Xbox ワイヤレス コントローラーを購入する際は、家電量販店などで一度手に取るのがおすすめ。フィット感は異なりますが、サイズはNintendo SwitchやPS4のコントローラーに近いので、所持している人はイメージしやすのではないでしょうか。
5. 操作性ヨシ
スティックの倒し具合、ボタンと十字キーの押し心地、どちらも違和感はなく感度もいいですね。約1時間連続で使用しましたが、「押したのに反映されてない!」「押したのに反応がない!」などのストレスはまったくありませんでした。
Bluetooth接続による遅延も感じることなく、今日もiPad mini 6にXbox ワイヤレス コントローラーを接続して、崩壊:スターレイルを快適に冒険しています。
4つのデメリット
Xbox ワイヤレス コントローラーを使用して分かったデメリットは、下記のとおり4つです。
- 電池は別売
- 手の跡がつきやすい
- Xのロゴが明るい
- ボタン配置に慣れが必要
それでは順に解説します。
1. 電池は別売
Xbox ワイヤレス コントローラーには、単3形電池が2本必要です。可能であれば購入する際に同時注文するか、事前に購入して用意しておきましょう。
筆者はAmazonのサイトで登録情報を確認して、「付属」の文字があったので安心していました。しかし手元に届いて開封すると、試供品の単3形電池は入っていません。
単3形電池を一緒に注文すればよかった…と後悔しましたが、ちょうど2本が自宅に残っていたので助かりました。
専用の充電式バッテリーが別売されているので、電池が煩わしい人はそちらをご検討ください(下記画像)
2. 手の跡がつきやすい
Xbox ワイヤレス コントローラーの表面はマット加工で、手の跡がつきやすいです。特に筆者が選んだカーボン ブラックは、光の反射具合によっては手の跡がよく目立ちます。
手の跡が気になる人は、ホワイトなどの明るい色を選ぶのがいいでしょう。
3. Xのロゴが明るい
前面の中央に位置するXbox ボタンは、電源オン時には白く点灯します(本体カラーによって点灯色が異なるかもしれません)。目の前で点灯すると、目について気になるほど明るいです。
暗闇で使用する人や、仰向けになりながら使用する人にとっては、眩しく感じられるかもしれません。明るい部屋でも「点灯しているな」とはっきり認識できるので、ゲームに没頭したい人にとっては、少し邪魔になるかもしれないでしょう。
4. ボタン配置に慣れが必要
Nintendo SwitchやPlayStationのボタン操作に慣れている人は、ボタン配置に注意しましょう。多くのゲームに登場する「はい(Aや○)」「いいえ(Bや×)」の選択時のボタン配置が、Xbox ワイヤレス コントローラーでは逆になります。
特にNintendo Switchとは、AとBボタン、XとYボタンの位置がそれぞれ反対になっています。Xboxでゲームをした経験がないと、操作ミスが多発するかもしれません。
ちなみに筆者はXboxで遊んだ経験がなく、操作ミスにしばらく苦しみました。
コントローラーの中では重ため
Xbox ワイヤレス コントローラーを、筆者が所持している各社のコントローラーと比較してみましょう。下表のとおりまとめてみましたので、購入検討時の参考にしてください。
所持しているコントローラーの中では、約285gと最も重いです。しかし本体の大きさとグリップ感がよく、DUALSHOCK4との約67g差はそこまで感じません。
約1時間ほど連続で使用しましたが、「重くて疲れた」とはなりませんでしたね。
Xbox | PS4 | Nintendo Switch | |
型番 | ワイヤレス コントローラー | DUALSHOCK4 | ホリパッド |
重さ (実測値) | 約285g (電池含む) | 約218g | 約180g (ケーブル除く) |
端子 | USB-C | microUSB | 接続先USB-A |
バッテリー | 単三電池 x2 | 内蔵バッテリー | なし |
iPadのコントローラー操作は快適かも
崩壊:スターレイルをプレイするのに、Xbox ワイヤレス コントローラーを使用していますが、冒険がかなり快適になりました。iPadでゲームを楽しむのが、こんなに快適だとは思いませんでした。
個人的にはiPad mini 6で楽しむのもいいですが、iPad Pro 12.9インチならキレイな大画面で、迫力あるゲームが楽しめるのではないかと…iPad Pro 12.9インチへの購買意欲が高まってきましたね。
改めてXbox ワイヤレス コントローラーのメリットをまとめると、以下のとおりです。
- Apple公認の安心感
- 有線・無線どっちも選択可
- 電池式(単3形電池2本)
- フィット感ヨシ
- 操作感ヨシ
iPad用にワイヤレスコントローラーを買おうか迷っている人にとって、本記事が参考になると幸いです。