CIO公式YouTube動画で初公開されてから、ずっと気になっていたSMARTCOBY DUAL(愛称:ジャキーン)。Makuakeで応援購入して、ついにリターン製品として手元に届きました!
Apple Watchユーザーとして、SMARTCOBY DUALは生活を変革する神ガジェットになる予感…開封から使用感まで、実際に使用したレビューをまとめました。
本レビュー記事を読めば、SMARTCOBY DUALの一般販売が待ち遠しくなること間違いなし!ぜひ最後まで読んでください。
SMARTCOBY DUALの仕様
パッケージから小さくて軽いSMARTCOBY DUAL、筆者が選んだのはホワイトです。Made for Apple Watchを取得する都合上、Apple Watchの充電エリアはホワイトである必要があるとのこと…
したがってブラックを選択したとしても、ブラックのみのカラーリングではなく、Apple Watchの充電エリアはホワイトになっています。ブラック好きの人は、ブラックとホワイトのツートンカラーになる点には注意してください。
SMARTCOBY DUAL | |
サイズ(実測値) | 約38 x 73 x 18 mm (突起物含まず) |
重さ(実測値) | 約53g |
出力 | 3W |
充電 | 約75分(5V=1A) |
充電容量 | 950mAh Series 3〜8:約1.5回 Ultra:約0.8回 |
カラー | ブラック、ホワイト |
さっそく使ってみる
7月24日に手元に届いてから使い続けた結果、期待以上にわくわくさせてくれたSMARTCOBY DUAL。CIOとしては初のMade for Apple Watch認証を取得した、充電器兼モバイルバッテリーです。
パッとポケットに入れたり、カバンの中にサッと入ったり、どこにでも持ち歩けるサイズと軽さが便利ですね。自宅ではSMARTCOBY DUALを充電しながら、Apple Watchも充電できるので、毎日愛用するほど気に入ってます。
純正ケーブルの買い増しを我慢してよかった
Apple Watchをたびたび買い替える人にとっては、特に意識せずとも増えていく純正ケーブル。筆者はSeries 3→7への買い替えだったため、高速充電できるUSB-Cの純正ケーブルは1本しか所持していません。
自宅用と持ち歩き用として2本ほしたかったのですが、価格と耐久性の面から二の足を踏んでいました。純正ケーブルを持ち歩くには、ケーブルの長さと白さ、充電エリアとケーブルの接続部がネックになるからです。
SMARTCOBY DUALが発表された時は「これだ!」と思い、純正ケーブルを買い増しすることなく、リターン製品が届くまで我慢しました。純正ケーブルの買い増しを我慢して本当によかった…SMARTCOBY DUALを使って大満足です!
※Apple Watch磁気高速充電 – USB-Cケーブル(1m)は、Apple Store公式販売価格4,780円(税込)です(2023年7月記事公開時点)。
ユーザー待望のMade for Apple Watch認証を取得
数多く流通しているサードパーティ製品の中でも、Made for Apple Watch認証を受けている製品は少ないです。
例えばAmazonで「3-in-1」の充電ステーションを検索すると、Made for iPhone認証を受けている製品はあれど、Made for Apple Watch認証を受けている製品は少ないことに気づくでしょう。
Apple Watchの充電エリアが非純正の扱いか、純正ケーブルを装着するようになっています。コストがかかるのか、認証のハードルが高いのか、それとも両方なのか…
いずれにしても非純正の製品を購入すると、高速充電の非対応や、Watch OSアップデート後に充電非対応になってしまうなどの不安が付きまといます。
すでに発売されているCIO製品の中にも、Apple Watchを充電できる製品はありました。しかしwatchOSアップデート後に充電できなくなる問題が発生(現在は解消、HPにて対応状況を随時告知中)。
ユーザーの要望が反映された結果、Made for Apple Watch認証を取得したSMARTCOBY DUALが誕生しました。Made for Apple Watch認証を取得しているので、Watch OSアップデート後も継続して使用可能になり、Series 7以降の高速充電にも対応しています。
ユーザーの声を真摯に受け止めて、製品として完成させるCIOには脱帽です。このような開発秘話があるのもまた、CIOのいいところだと思います。
急いで充電したいのに遅い?Apple Watchの設定をチェック
高速充電対応のApple Watchでも設定によっては、約80%充電が完了すると充電速度が遅くなる場合があります。そのような時には、Apple Watchの設定をチェックしてみましょう。
- 充電が遅い疑いのあるApple Watchを用意する
- 「設定アプリ」をタップする
- 「バッテリー」をタップする
- 「バッテリーの状態」をタップする
- 「バッテリー充電の最適化」を「オフ」にする
バッテリーの劣化を軽減するために、Apple Watch自らバッテリーの充電を制御します。この制御が、約80%の充電完了以降に充電が遅くなる原因です。
※設定変更後も改善されない場合や、本体不良の場合もあるので、気になった人はお近くのApple Storeへ。
急いで充電したい時には、上記の手順で設定を変更して、SMARTCOBY DUALで充電するのもいいでしょう。
注意!USB-C端子は出力非対応
SMARTCOBY DUAL最大の特徴であるスライド式のUSB-Cオス端子は、入力(SMARTCOBY DUAL本体への充電)のみに対応しています。したがってUSB-Cメス端子のスマホに、SMARTCOBY DUALを接続しても、スマホは充電されません。
SMARTCOBY DUALの出力は、Apple Watch充電エリアのみ。充電できる製品は、Apple WatchとAirPods Pro(第二世代)です(2023年7月時点)。
5つのメリット
ジャキーンとUSB-Cオス端子がスライドするギミックに、洗練された美しいデザインのSMARTCOBY DUAL。Apple製品と並べても引けを取らないCIO製品、部屋に飾っているだけでもかっこいいですね。
SMARTCOBY DUALを使用して分かったメリットを5つ紹介します。これらのメリットを読んでしまうと、一般販売開始まで待てなくなるかも!
1. 小さくて軽い
ミントタブレットのケースと比較される程、コンパクトなSMARTCOBY DUAL。重さも卵Mサイズより少し軽い約53gで、カバンやポケットに入れても負担にならない驚きの軽さです。
アルミプレートのロゴや、本体全面に施されたシボ加工により、デザインも美しいのがCIO製品の特徴。機能的かつ美しいデザインのCIO製品は、手に持つたびにわくわくさせられます。
2. USB-Cオス端子がスライド式
SMARTCOBY DUALの愛称「ジャキーン」、スライドギミックを紹介する際の擬音語が愛称になりました。「ジャキーン」という愛称のとおり、側面のスライダをスライドすると、USB-Cオス端子が側面から飛び出します。
滑らかにスライドすることに加えて、収納時はスライダが本体側面から出っ張らないのもポイント。スライダは、押しながらスライドする仕組みになっています。
カバンなどの中で、USB-Cオス端子が勝手に飛び出す心配もないでしょう。
3. Made for Apple Watchの安心感
ユーザー待望のMade for Apple Watch認証を取得したことにより、watchOSがアップデートされても、SMARTCOBY DUALでApple Watchを継続して充電できるようになりました。実はこの「watchOSのアップデート後も継続して充電できる」というのは、当たり前ではありません。
CIOの他の製品において、watchOSがアップデートされた際、一時的に最新のwatchOSでは充電できない事態が発生。そのような事態もあり、ユーザーからは「多少金額が上がったとしても、Made for Apple Watchを取得した製品を作ってほしい」という声が集まったそうです。
ユーザーからの声を受けて、期待以上の製品を作り上げるCIO…ますますファンになりそうですね。
4. いざという時に安心の高速充電と950mAh
軽さとサイズをコンパクトにするほど、少なくなるのはバッテリー容量。SMARTCOBY DUALは絶妙なバランスで設計された結果、バッテリー容量は950mAhになりました。
普段からモバイルバッテリーを持ち歩く人にとって、容量は5,000mAhや10,000mAhという数値に親しみがあるでしょう。「モバイルバッテリーなのに容量が950mAhって少ない!?」と驚く人もいるかもしれません。
バッテリー容量についてはご安心ください!SMARTCOBY DUALはApple Watch専用に開発された充電器兼モバイルバッテリーです。
Series3〜8であれば約1.5回、Ultraは約0.8回充電できます。さらにSeries7以降の高速充電対応モデルならば、45分で約80%の充電が可能です(Makuakeプロジェクトページより)。
5. AirPods Pro(第2世代)も充電できる
Apple Watch専用に開発されたSMARTCOBY DUALですが、実はAirPods Pro(第2世代)も充電できます。「Air Pods Pro(第2世代)の充電が切れた…」という時にもSMARTCOBY DUALは役に立つので、ぜひ覚えておきましょう。
※AirPods Pro(第1世代)やAirPods(第1〜3世代)については、Apple Watch充電に対応したケースが発売されない限り充電できません。
2つのデメリット
SMARTCOBY DUALを使ってみて、少しデメリットに感じたことが2つあります。使うタイミングや人によっては、問題に感じないほど小さなデメリットです。
1. 充電中はインジケーターが常時点滅
就寝時にSMARTCOBY DUALを充電していて気になったのが、残量LEDインジケーターの点滅です。充電が完了するまで消灯せず、バッテリー容量に合わせた色でずっと点滅しています。
筆者が所持しているSMARTCOBY DUOやSMARTCOBY Pro CABLE Cも、本体への充電中はそれぞれ対応した部分が点灯するので、SMARTCOBY DUALでも踏襲しているのでしょう。
ただし前の2機種に比べて、残量に合わせて色を変えながら、残量LEDインジケーターが点滅します。明るいLEDが搭載されていることもあり、周囲が暗いと目につきやすいデメリットが発生。
筆者は就寝時にSMARTCOBY DUALの充電を行わないことで、本デメリットに対応しました。
2. USB-Cメス端子も欲しかった…
USB-Cオス端子をスライドさせるギミックと、コンパクトなサイズの実現という絶妙なバランスを取った結果、SMARTCOBY DUALはこの形状になったのでしょう。
この数日間、実際に使ってみて「USB-Cメス端子もあったら、さらに便利だったかな…」と2, 3回思う場面に遭遇。しかしUSB-Cメス端子が搭載されていれば、この美しいサイズとデザインが崩れてしまうでしょう。
完成度が高いSMARTCOBY DUALだからこそ、「USB-Cメス端子を搭載しない」という判断になったのかもしれませんね。
他社製との比較
Appleの周辺機器の中でも有名なBelkin、ちょうどSMARTCOBY DUALの配送前にBelkin 2-in-1 BPD005が新発売されました。SMARTCOBY DUALが未発表だったり、応援購入したりしていなければ、Belkin 2-in-1 BPD005を購入していたかもしれません。
比較する際には、充電器としての使用がメインになるのか、それともモバイルバッテリーとしての使用がメインになるのか…などの判断基準をもとにして、購入検討するのがおすすめです。
SMARTCOBY DUAL | Belkin 2-in-1 BPD005 | |
サイズ | 約38 x 73 x 18 mm (実測値、突起物含まず) | 約135 x 55 x 28 mm |
重さ | 約53g(実測値) | 約240g |
出力 | 3W | 合計最大出力20W |
充電 | 約75分(5V=1A) | 約2.9時間 30W出力の充電器を使用 |
充電容量 | 950mAh Series 3〜8:約1.5回 Ultra:約0.8回 | 9,800mAh Series 7, 8:約14回 iPhone 14:約2回 |
カラー | ブラック、ホワイト | ブラック |
SMARTCOBY DUAL:Makuakeプロダクトページより(こちら)
Belkin 2-in-1 BPD005:Amazon製品ページより(こちら)
Apple Watch充電器のスタンダードに
Apple Watchを購入したら、SMARTCOBY DUALも合わせて購入すべき製品ですね。推奨ではなくマストなほど、完成度が高くて満足できる製品となっています。
純正の充電ケーブルを買い増しを検討している人も、ぜひ一度SMARTCOBY DUALの購入をご検討ください。
アルミプレートのロゴ、シボ加工と見た目の美しいデザイン。スライド式のUSB-C端子やMade for Apple Watch認証による高速充電と、機能性も優れたSMARTCOBY DUALはかなりおすすめです!
一般販売時期は不明ですが、リターン製品がすべての応援購入者に行き届いたあとでしょう。8月末から9月上旬の発売開始になるかと、筆者は予想しています。
※本記事公開時点で一般販売時期は未定です。発売時期が分かり次第、本記事に追記します。
※2023.8.8追記 一般販売開始!(詳細はこちら)
ちなみに6月2日に届いたNovaPort SLIM DUO 67Wは、直後のAmazon Prime Dayにてタイムセールに登場(レビュー記事はこちら)。5月26日に届いたNovaPort TRIO 140Wは、6月11日にAmazonで一般販売開始(レビュー記事はこちら)という日数になっていました。