発売から数日後に届いたMac mini(M2)も、気付けば使用開始から2ヶ月を過ぎました。
「本当に買いだったのか?」と改めて自問自答した結果とは…。
Mac miniの購入を検討されている方はもちろん、MacBookのスペックに悩んでいる方にも、本記事が解決のきっかけになるかもしれません。
カスタマイズした方がよかった?M2 Proにした方がよかった?MacBookの方がよかった?
上記の質問に対して、正直な感想を混ぜ込んたレビューを紹介します。
本当に買ってよかった?
まずは結論です!Mac mini(M2)は、今でも買ってよかった製品だと思っています。
導入部分で書いた質問に対して、ひとつずつ回答しましょう。
- カスタマイズした方がよかった?
→カスタマイズしなくてよかった。 - M2 Proにした方がよかった?
→M2でも十分だった。 - MacBookの方がよかった?
→Mac miniでよかった。
それぞれの理由については、順次説明致します。
1. カスタマイズした方がよかった?
購入時に最後まで悩んだのは、カスタマイズをするかどうかでした。
ストレージは外付け予定だったので、メモリを16GBに上げようか悩みましたが、今回は最低スペックの8GBを選択。
使用用途から8GBでも足りそうなこと、なにより「最低スペックでどこまでできるか」を知りたかったからです。
2ヶ月間アクティビティモニタを監視した結果、使用済みメモリは6.5GB程度で、メモリプレッシャーも緑の状態でした(筆者の使用状況は下表を参照ください)。
同時作業を増やすとメモリプレッシャーが黄色になったり、スワップ使用領域が増えたりしましたが、動作が重くなることはありませんでしたね。
使用ソフト | 用途 |
Safari | 常時4タブ以上を表示 ・WordPress 2つ ・検索画面の表示 ・参考資料の表示 ・Canvaで画像作成 |
ミュージック | 作業用BGMの再生 |
Microsoft Word | 文章作成 |
メモ | 下書きしたメモを表示 |
アクティビティモニタ | メモリ使用状況の確認 |
2. M2 Proにした方がよかった?
筆者の作業環境では、M2 Proはまったく不要で、M2でも十分すぎる程でした。
必要なスペックは作業内容で決まりますが、一般的な使用目的であれば、難しいスペックの話はいったん置いておきましょう。
見るべきはMac miniのハードウェア面で、M2とM2 Proの最大の違いは「端子数」・「出力画面数」・「メモリ」の3点。
特に出力画面数とメモリから慎重に選ぶのがオススメです。
Thunderbolt4 端子数 | 最大出力画面数 | メモリ | |
M2 | 2 | 2 | 8, 16, 24GB |
M2 Pro | 4 | 3 | 16, 32GB |
ご自身の使用環境を思い浮かべて、表示画面が3つ必要であれば、必然的にM2 Proを選択することになります。
メモリについてはApple公式サイトに記載があるとおり、最新のM2は後から増設できないようです(Apple公式サポートの回答はこちら)。
心配な方は使用状況をまとめて、Appleの購入サポートにメッセージを送信してみてください。
スペシャリストが丁寧に回答してくれます(筆者もMacBook Air M2の検討時にアドバイスをもらいました)。
Thunderbolt4については、ドッキングステーションなどを使えば増設可能なので、直接Mac miniに接続したい機器の数で考えましょう。
大容量のデータ転送が必要であれば、できる限り直接Mac miniと接続したいですよね。
現在の筆者の接続環境は、下の画像のとおりで、十分に機能しています。
最低スペックから学んだことは?
最低スペックで作業をすれば、自分に必要なスペックが分かります。
必要なスペックが分かると、最大のメリットは金銭面で節約できること。
例えば筆者が今狙っているMacBook Airで説明します。
Mac miniが自宅据え置きなので、必然的に持ち歩き用となります。
外では軽い作業がメインになるので、メモリは8GBで問題ありません。
仮に自宅のMac miniのスペックを上げるとしても、16GB程度でも良さそうな感じですね。
チップ性能もProは不要で、端子もMac mini(M2)で必要十分、出力も2画面でいいと分かりました。
これで余計なスペックを積むことも、ラインナップに目移りすることも、最新機種にすぐに飛びつく必要も無くなり、購買意欲は抑えられて節約できそうです(多分)。
3. MacBookの方がよかった?
Mac mini(M2)を導入する前は、メイン機としてMacBook Proを使用していました。
MacBook Proを持ち歩き、帰宅すればドッキングステーションに接続。
机が狭かったこともあり、MacBook Pro本体はクラムシェルモードにしてモニターへ出力。
当時は上記の運用方法だったのですが、現在は自宅での作業が主流となりました。
そこで心配になったのが、MacBook Pro本体の発熱とバッテリーの劣化です。
MacBook Proを持ち歩くと、バッテリー残量がすぐになくなり、コンセントの近くで作業しなければならず、モバイルノートPCの長所を失いつつありました。
また、個人的にモバイルノートPCの重量は1.0kgを下回って欲しいのですが、現在のMacに該当機種はありません。
以上のことから「自宅用と外出用は分けるべきだ!」という結論に至り、自宅据え置き機としてMac miniを選択。
結果は大正解!現在はiPad mini 6を外へ持ち出し、自宅をMac mini(M2)にすることで、快適な生活を手に入れました。
ただしiPadはMacではないため、カンペキとは言い切れません(ちょっとしたことで「アッ!?」となります)。
やはりMac、できればMacBook 12インチの復活を期待したいですね。
本当に買ってよかった?(再掲)
改めて結論です!Mac mini(M2)は、今でも買ってよかった製品だと思っています。
- カスタマイズした方がよかった?
→カスタマイズしなくて正解だった。
→買うべきスペックの判断基準がついた! - M2 Proにした方がよかった?
→M2でも十分だった。
→一般的用途であればM2でも過剰なほどすばらしい
(*個人の見解です。) - MacBookから出力した方がよかった?
→別々の導入で正解だった。
→バッテリーを心配しなくてよくなった。
買うべきスペックの判断基準が身についた♪(感想)
Mac mini(M2)の最低スペックを買ってよかったのは、自分に必要なスペックが分かったことです。
次にApple製品を購入する時に、スペックで迷う必要がなくなりました。
今後買い換える際は、次のようなイメージで考えています。
- 外出用:MacBook Air → 最低スペック
- 自宅用:Mac mini → 8GBか16GB(今後の使用状況次第では16GB以上にカスタマイズ)
いずれにしても、今現在の使用状況であればProは不要ですね。
それでもいつかは「Proじゃないとダメなんですよ」と言えるくらい、ガシガシ使いこなせるようになりたいです。
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