長時間のデスクワークで腰が痛い、肩がこる、でも運動するのは嫌だ。
そんな時にオススメしたい製品は、電動昇降スタンディングデスク。
高額な製品のため購入するまで悩みましたが、「FlexiSpot E7をもっと早く買っておけばよかった!」と後悔したほどです。
まだ4月ですが、早くも今年のBest Buyが決定したかもしれません。
買って大満足のFlexiSpot E7、レビューをスタートしましょう!
こんな人にオススメ!
まずは結論です!E7を購入した方がいい人は下記のとおりです。
- 長時間デスクに座って作業する人
- 通常の机ではサイズが合わない人
- 好きな天板を選びたい人
長時間座るのは体によくないと、FlexiSpotの公式サイトにも詳細な説明がありました(該当ページはこちら)。
電動昇降スタンディングデスクは普通の机と違い、体格に合わせてデスクの高さを微調整できるので、姿勢の改善も見込めていいですね。
FlexiSpotの製品の多くはE7をはじめ、脚フレームのみの購入も可能なので、天板を自由に選べます。
脚フレームの色、天板のサイズ、お気に入りの色や材質、今使っている天板も使えので、カスタマイズ性の高さがオススメポイント。
使って分かった3つのメリット
E7を2週間使用して分かった、メリットは3つです。
- お気に入りの高さを4パターン登録できる
- 昇降時の音は静かでスムーズ
- カスタマイズ性が高い
それでは順に説明させていただきます。
1. お気に入りの高さを4パターン登録できる
E7のリモコンにあるボタンは、全部で7つ(下記の画像を参照)。
直感的に分かりやすいボタン操作で、お好みの高さを4つも設定できます。
高さをメモリ登録しておけば、狙った高さにワンタッチで調整可能!
ちなみに筆者は「立ち姿勢」と「座り姿勢」、「1」を低めに、「2」を高めに設定。
「1」を低めに設定しているのは、デスクの対面にソファーが置いてあり、ソファーからモニターを見るときの高さに合わせています。
ソファやクッションにデスクの高さを合わせるのは、とてもオスススメ。
リラックスした姿勢で作業をすることも、エンタメを楽しむこともできるからです。
2. 昇降時の音は静かでスムーズ
E7に搭載されている2本のモーター、稼働音は少し高めの音ですが、あまり気にならない程度の音量です。
昇降範囲については、昇降表示にて60.5〜99.9cmはmm単位、100cm〜126cmはcm単位です。
キャスターを取り付けた方は、キャスターの寸法(カタログ値:58mm )だけ上がることを忘れずに!
昇降スピードについては、最低60.5cmから最高126cmまで連続稼働すると約17秒。
昇降はスムーズで稼働時間も短いので、静かな深夜や早朝、同室や隣室で寝ている人がいなければ、昇降動作する時間帯に注意する必要もないでしょう。
リモコンには昇降動作に対してロック機能が付いており、小さなお子様などのイタズラが防止できて安心です。
他にも、昇降時にうっかり椅子のアームや家具などが当たっても大丈夫!障害物検知機能で昇降動作を停止して、数センチ前の状態に戻る安全設計。
3. カスタマイズ性が高い
脚フレームの色は、ブラックとホワイトの2色。
4/25投稿時点ではFlexiSpot公式サイトにて、期間限定でスペースグレーが追加されています。
天板についてはサイズはもちろん、色、材質、形状まで選択可能。
公式サイトのラインナップに満足できなければ、ホームセンターや家具店でお気に入りの天板を購入して取り付けることも可能(対応する天板のサイズや重さは要確認)。
脚フレームと天板の組み合わせだけでも、さまざまなカスタムが楽しめます。
しかし!FlexiSpot公式サイトでは、さらに専用のアクセサリーを数多くラインナップされていてカスタム性は無限大!?
手軽にできて利便性の上がる、筆者がオススメするカスタマイズは2つです。
キャスターの取り付け
座ると立つを作業中にするだけでも、作業効率は上がります。
さらに作業効率を上げるのにオススメなのが、机の位置を変えて気分を変えることです。
電動昇降デスクは本体だけでもかなり重たいので、毎回持ち上げて移動するのは困難。
そこで役に立つのが、専用のキャスターをE7と同時に購入して取り付けること(後付けはかなりの重労働に)。
キャスターを取り付けるだけで、机の位置を変える時も、机の配線整理をする時も、掃除をする時も、とても便利になります。
注意点は下記の3つです。
- 耐荷重が下方修正される
E7の耐荷重は125kgで、その内訳は「天板」と「乗せるもの」になります。
キャスターの耐荷重は25kg/個で合計100kg、その内訳は「E7」と「天板」と「乗せるもの」になります。
つまりキャスターを取り付けると、E7本体の重さも耐荷重に加える必要があり、「乗せるもの」を軽くする必要があります。 - 床に傷がつく可能性あり
かなり重いデスクをキャスターで移動するので、床の耐久性に注意しましょう。 - 移動時には周囲を確認する
移動する際は、床の上の物や配線を踏まないように注意しましょう。
ケーブルトレーの取り付け
昇降式デスクを使用する際は、机に乗せる機器の配線に注意する必要があります。
昇降時に干渉しないよう電源配線を工夫しないと、引っ張って抜けたり、断線したりする恐れがあるからです。
そこでオススメしたいことは、ケーブルトレーを取り付けること。
ケーブルトレーを天板に取り付け、ケーブルトレー内に電源タップを設置して、机上に設置する機器の電源を電源タップに繋ぎましょう。
上記のように整理整頓することで、デスクの昇降時に干渉するケーブルが少なくなります。
理想はE7から出ている配線が、電源タップのみ(または「電源タップとE7の電源のみ」)である状況がオススメ。
E7から出ている配線が少ないほど見た目もスッキリして、昇降時に注意するべき箇所が少なくなるからです(電源タップの合計消費電力は守りましょう)。
E7と同時購入すべし!オススメ製品はこれだ!
筆者がE7に設置している製品の中でも、特にオススメしたい製品は下記の2つ。
ぜひ購入を検討してみてください!どちらもE7の使い勝手をさらに向上させてくれます!
・エレコム 電源タップ
メリット:驚きの10個口ですべてに個別スイッチ付き、アダプター用の個口が3つ、雷ガード、ホコリ防止シャッター、2.5mのケーブル、スイングプラグ
デメリット:本体が約45cmとかなり長い
・ サンワサプライ ケーブル配線トレー ワイヤー Lサイズ 汎用タイプ CB-CT3
メリット:全長約88cmとかなり大きい、通気性がいい、クランプ式で取り付け簡単、クランプの位置が変更可能
デメリット:クランプ式のためデスク上にクランプの引っ掛け部分が見える
使って分かった3つのデメリット
E7を2週間使用して分かった、デメリットは3つで下記の通りです。
- 組み立てはひと苦労
- ブラックの天板は手の跡がつきやすい
- 机に置く機器は配置と重さに注意
それでは説明させていただきます。
1. 組み立てはひと苦労
E7(約32.1kg)と天板を合わせるとかなり重く、組み立て最後の工程でひっくり返すのが大変でした。
組み立て作業はひとりで余裕だと決めずに、2人以上での作業をオススメします。
そんな大変な組み立て時に、あると便利な道具が電動ドライバー。
多くのネジを絞める必要と、天板に穴を開ける必要があるので、正直に言うと必須レベルです。
ちなみに、FlexiSpot公式の天板には、あらかじめガイドの穴が開いているのですが、フレーム中央部は新たに穴を開ける必要がありました。
用意する電動ドライバーには注意が必要で、トルクの強いインパクトがオススメ。
トルクの弱い電動ドライバーだと、天板にネジを打ち込めない可能性があります。
プラス(2番)だけでなく六角(対辺4)も必要なので、六角のビットもあるといいでしょう(下写真参照)。
2. ブラックの天板は手の跡がつきやすい
FlexiSpot公式ストアにラインナップされている天板、種類が多くて悩みますよね?
筆者は悩んだ末に、ブラックを選択しました。
事前にYouTubeなどで情報収集をしていましたが、ブラックは予想よりも手の跡がつきやすいですね(下記の写真、左下部分参照)。
天板についた手の跡はかなり厄介で、普通の布で拭き上げてもキレイになりません。
そこで活躍するのは、ELECOMの超強力手袋クリーナーです(タブレットやモニターもピカピカになります)。
数回拭くと、下の写真のようにキレイになります。
ブラックの購入を検討している方は、手の跡がつくことを念頭に、このようなクリーナーを準備しましょう。
3.机に置く機器は配置と重さに注意
E7の脚フレームはH型なので、天板の長辺どちらかに荷重を集中させる際は注意が必要です。
(組み立て時に、手動やトルクの弱い電動ドライバーを使用した方は特に!)
モーターの負荷を考えると、机上にバランスよく機器を設置しましょう。
モニターアーム愛用者は、荷重が偏りやすいので注意!モーター近くに支柱を設置するなど、工夫することをオススメします。
天板の長辺どちらかに荷重が集中するであれば、脚フレームが「コの字型」のE7 Proも検討すべきかもしれません。
結論(再掲)
改めて結論です!「E7」を購入した方がいい人は下記のとおりです。
- 長時間デスクに座って作業する人
- 通常の机ではサイズが合わない人
- 好きな天板を選びたい人
長時間デスクで作業する方は、悩まずに導入すべき製品のひとつです。
悩んでいる時間がもったいないほど、デスク作業を快適にしてくれる製品ですので、E7の導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
憧れのFlexiSpotに大満足…でも散財は続く!?(感想)
憧れだったFlexiSpotを購入して、大満足の筆者です。
何度も机に置く機器の配置を検討した結果、しばらくは写真の配置で作業をする予定…。
実はまだ満足していなくて、モニター2台をワイドモニター1台にしようかと検討中です。
ただモニターを購入する前に、イスを買わないといけませんね。
E7のデスク環境に対して、折りたたみイスでは不釣り合いにも程があります。
散財が続いてしまったので、イス → モニターの順で揃えていこうかな。
後日談
後日必要があれば追記します。