毎年ワクワクする新型iPhoneの発表時期、購入検討時にはたくさん情報を参考にしますよね。しかし発売直後に目にするレビューは、ネガティブキャンペーンばかりです。
ガジェット好きであれば「毎年恒例のレビューだな」と無視できるのですが、
- 今年のiPhoneってはずれ?
- 買い替えなければよかった?
- 注文をキャンセルした方がいい?
と心配になる人も多いでしょう。そこで本記事では、iPhone発売直後によく見るネガティブキャンペーンを取り上げます。
新しいiPhoneを手に取ろうとする人が、開封前から楽しい気分でいられますように!と思いを込めて本記事を執筆しました。ぜひ最後まで本記事を読んで、「新しいiPhoneを買って良かった」と自信を持ってください。
ネガキャンについて思うこと
いつもは気にしていないのですが、今年のiPhone 15シリーズのネガティブキャンペーンは度を超えて酷すぎです。毎年恒例の内容や、iPhone 15で目にした内容について以下順に紹介します。
- バッテリー持ちが悪すぎる
- チタンは汚れやすい
- 本体が割れやすい
- 画面が焼きつきやすい
- 本体が熱すぎる
ここでお伝えしたいことは、なるべく客観的で正しい情報元から、自身に必要な情報をピックアップする大切さです。せっかく新しいiPhoneを手にできる人が、怪しい情報に翻弄されて気落ちするのは、ガジェット好きの筆者としてとても悲しいこと。
新しいiPhoneを全力で楽しむために、一緒にネガティブキャンペーンを倒していきましょう!
1. バッテリー持ちが悪すぎる
結論:発売直後のレビューや、数値を根拠にしていないレビューはスルーしてOK!
新型iPhoneが出るたび、騒がれるのがバッテリー持ち問題ですね。毎年の恒例行事で、正直に言うと見る価値がないでしょう…
発売直後によく見る「新機種なのにバッテリー持たないな(怒)」とか「旧機種の方がバッテリー持ちが良かった(怒)」そういう類のレビューです。そもそもこの手のレビューですが、基本的に以下の2点から間違っていると考えています。
- 開封直後はOSや各アプリの同期や最適化など、バックグラウンドでソフトが絶えず動いている点
→Appleも公式で言及している - 旧機種とは前提条件が異なるにも関わらず、客観的にも数値的にも比較していない点
→ハード的にもソフト的にも、発売直後に比較するならばiPhone15シリーズ同士が妥当ではないでしょうか?
旧機種と比較するのであれば、iOSのバージョンを揃えて、新iPhone 15をセットアップして数週間経過してからですね。前iOSでの動作が最適化された旧iPhoneと、リリースしたてのiOS搭載の新iPhoneで比較しても…という感じです。
一部の検証動画や情報サイトを除いて、過大表現の多い記事や動画、特に悪い伝言ゲームみたいなSNSの信憑性は低いと言わざるを得ません。特に販売開始直後から、数日間のレビューには注意が必要です。
購入検討の材料としてバッテリー持ちを比較したいのであれば、最も信憑性の高いApple公式サイトで、動画再生時間を確認しましょう。
(→Apple公式サイトで、iPhoneシリーズ同士の比較「電源とバッテリー」の項目を見るのがおすすめ)
発売直後にどうしても旧機種とバッテリーを比較した情報を知りたいのであれば、客観的で信憑性が高いものは下記の3点ぐらいではないでしょうか。
- 急速充電に対応したかどうか
例:20Wから30W出力の充電に対応したなど
→Apple公式の仕様ページでチェック可能 - 充電方法が変わったかどうか
例:ワイヤレス充電からMagSafe充電に変更されたなど
→Apple公式の仕様ページでチェック可能 - バッテリー容量が数値的にどうなったか
例:4,500mAhから5,000mAhに変更されたなど
→iPhoneの分解動画や記事を参照しないと分からないのが欠点
今回の15シリーズの場合、iOSのアップデートによりバッテリー持ちは改善されましたね。その結果はご存知の通り、SNSでまったく取り上げられなくなりました。
iPhoneだと騒がれるのに、GalaxyやPixelやXperiaの発表直後には大きく騒がれない…つまりは正直で正確なレビューよりも、ネガキャンの方が稼げますから(動画は視聴数、記事はPV、SNSはインプレッション)。
2. チタンは汚れやすい?
結論:まずは情報の出所をチェック!常識的に考えて「?」な情報はスルーでOK!
なかなか衝撃的なデマでしたね。そもそもチタン製のApple Watchが登場した時、「そんな情報はありましたか?」と尋ねたいところ…
結果的にはご存知のとおり、単純に汚れていただけで、拭き上げれば元通りです。ただ表面処理と光沢の都合で、歴代のiPhoneよりも汚れが目立ちやすいのでしょう。
iPhone 15 Pro および iPhone 15 Pro Max については、皮脂汚れでフレームが一時的に変色する場合があります。糸くずのでない柔らかい布を少し水で湿らせて iPhone を拭いてください。元の見た目に戻ります。
引用元:iPhone のお手入れをする(詳細はこちら)
3. 本体が割れやすい
結論:落とせばiPhoneに限らず、精密機械のスマホは基本的に壊れます!スルーでOK!
この内容も毎年恒例で、iPhoneの破壊動画が出回るからですね。一般人が日常生活において、そんなにiPhoneを酷使しますか?(ポケットや机から落とすなどはあると思いますが…)
iPhoneに限らずどのスマホは落とせば、画面や背面が割れたり、本体が傷ついたりします。本体の質量やサイズ、素材で耐久性に差があるのは当然ですが、普段使いには十分耐えられるよう設計されています。
どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈なCeramic Shieldの前面
航空宇宙産業レベルのチタニウム
水深6メートルで最大30分間の耐水性能
引用元:iPhoneのモデルを比較する iPhone15 ProおよびiPhone 15 Pro Maxの概要より(詳細はこちら)
このような素材が使用されているので、普通に使う分においては問題ないでしょう。そもそもこの凄すぎるスペックが、毎年改善され続ける方が凄すぎるとは思いませんか?
耐久性は毎年向上しているので、安心してiPhoneやスマホを使いましょう。心配な人はケースやフィルムなどで、iPhoneを保護するのが無難ですね。
4. 画面が焼きつきやすい
結論:14 ProとPro Maxの発売当時も騒がれましたが、数ヶ月後に聞きましたか?つまりスルーでOK!
常時表示が搭載されたiPhone14 Proの登場時にも言われていたことで、「15 Proは焼きつきやすい」と言われても今更感があります。
iPhone 14 Proの発売当初はよく言われていましたが、焼きつき情報について数ヶ月後耳にしましたか?つまりはそういうことです。
焼きつき自体については、明るい場所に長時間放置するとあり得るかもしれませんね。ここ数日iPhone 15 Pro を使った感想として、夜の暗い部屋でデスクライトの下に置くと、かなり明るい輝度で常時表示されます。
長時間デスクライトの下など、高い輝度で常時表示すると、焼きつく可能性はあるでしょう。
5. 本体が熱すぎる
結論:iPhoneに限らず高負荷を与えればスマホは発熱します。特に初期設定時(数時間から数日)は高負荷になりがちなので、基本的にスルーでOK!
iPhoneには異常検知機能もあります。加えて、高温異常は危険寄りの異常なので、常識的に考えてもApple公式からアナウンスがあるはずです。
iPhoneが発売当初に言われることですが、時間が経過する程に騒がれなくなる問題点のひとつですね。ちなみに発売当初だけではなく、iOSアップデート直後などにもよく言われます。
つまりはそういうこと、ソフトウェアが発熱に関係していたのです。実際にApple公式でも、下記にある引用のように言及しています。
加えて今回のiPhone 15シリーズの場合は、ソフトとアプリの相性が悪かったと公式で言及されましたよね。最近はSNSでも話題にすら上がりませんね、さすがAppleの対応力の早さを窺えるいい機会になりました。
異常に熱い場合には異常検出表示「温度:iPhoneを冷やす必要があります」もあり、発熱が続くのであればApple公式Storeで診てもらうのがいいでしょう。
デバイスが熱を帯びる
以下のような状況では、デバイスが温かく感じられる場合があります。
- デバイスをはじめて設定するとき
- バックアップから復元するとき
- デバイスをワイヤレス充電するとき
- グラフィックスやプロセッサへの負荷が高い App、ゲーム、または機能(拡張現実に対応したAppなど)を使用するとき
- 高画質のビデオをストリーミングするとき
上記に該当する場合は、問題ありません。該当するプロセスが完了した時点、または該当する作業を終えた時点で、デバイスは通常の温度に戻ります。デバイスに温度の警告が表示されない限りは、デバイスを使い続けて大丈夫です。
引用元:iPhone や iPad が高温または低温になりすぎた場合(詳細はこちら)
ネガキャンは毎年恒例だから気にしないで!
新iPhoneが発売されるたびに、騒がれるネガティブキャンペーン。X(旧:ツイッター)では、トレンドに上がることはしばしばあります。
今年はTVなど各種メディアも取り上げるほど、数字の取れる話題だったのでしょう。このネガキャンは毎年恒例行事ですので、予約をしてがっかりした、キャンセルしてしまったなど、ガッカリしないでください!
筆者はこの手のネガキャンは目にするだけ無駄だと、毎年iPhoneの発売時期には以下のことをしています。結構おすすめな方法ですよ!
- Xの利用頻度を抑える
→関連ワードを見たらすぐに閉じます。 - YouTubeの再生履歴をオフにする
→パーソナライズされた最新動画がホーム画面に表示されなくなります。
筆者はiPhoneを買い替えるなら、わくわくした気持ちで開封したいと考えているからです。
※iPhone 15 Proのレビュー記事はこちら
本記事を読んだ人が、ネガキャンに気落ちせず、楽しく新iPhoneを開封できるよう祈ってます。