最新製品のWF-1000XM5が販売開始されて、多くの人が気になっていることでしょう。
前モデルWF-1000XM4を所持している人の中には、「WF-1000XM5に買い替えるべきか?」と悩んでいる人もおられるのではないでしょうか?
そこで今回は前モデルWF-1000XM4からWF-1000XM5に買い替えた筆者が、おすすめする理由を解説しながら本記事にまとめます。
買い替えを検討している人はもちろん、新たに購入しようか悩んでいる人は、ぜひ本記事を最後まで読んでください。
劇的な進化ではない!
まずは結論、大前提として抑えておくべきは「前モデルWF-1000XM4からWF-1000XM5の進化は劇的なものではなく、どちらかと言えばマイナーアップデート寄りの進化」という点です。
左右独立型ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンとして、元々完成度の高いWF-1000XM4だったので当然と言えば当然のこと。したがって今現在、前モデルWF-1000XM4を愛用している人は、買い替えを慎重に検討すべきです。
そこで本記事では次の3パターンに分けて、実際にWF-1000XM4をWF-1000XM5に買い替えた筆者が解説します。
- 買い替えを勧めない人
- 買い替えを勧めたい人
- 新規購入はあり!ただし条件が?
買い替えを勧めない人
前モデルWF-1000XM4からWF-1000XM5へ買い替えを勧めない人は下記のとおりです。
- WF-1000XM4の性能に満足している人
- WF-1000XM4が耳にフィットしている人
- WF-1000XM5の試着と試聴で進化を感じなかった人
それでは順に説明します。
1. WF-1000XM4の性能に満足している人
前モデルWF-1000XM4の音質やノイズキャンセリングなど、性能に満足しているのであれば、WF-1000XM5に買い替える必要はありません。
音質は好みに依存する部分が多く、イコライザーで調整も可能なので、無調整の状態で比較した感想を述べます。確かにアップグレードされていて、より高音質になった印象を受けますね。
しかし正直に言うと、劇的な進化を体感できるほど、大幅なアップデートではありませんでした。「どうしても最新モデルがほしい!」と思わない限りは、買い替えをおすすめしません。
2. WF-1000XM4が耳にフィットしている人
ヘッドセットに音質と性能は重要ですが、もうひとつ大切なものが!それはフィット感です!
前モデルWF-1000XM4からWF-1000XM5に進化した際、体積比で約25%サイズダウンしています(詳細はこちら)。つまり前モデルが耳にフィットしている人は、WF-1000XM5に買い替えると、耳に合わない可能性が!
またイヤーピースの素材は変更されており、Air Pods Pro 2のような、カナル型イヤホンに多いイヤーピースのような触り心地になっています。この点も人によって好みが分かれる点ですので、前モデルのフィット感に満足している人には、買い替えをおすすめしません。
買い替えを検討するのであれば、実際にソニーストアや家電量販店で試着と試聴をおすすめします。
3. WF-1000XM5の試着と試聴で進化を感じなかった人
イヤホンはやはり体感するのがいいでしょう!悩んだ時は視聴するのが一番です!
大型の家電量販店などでも視聴ができる店舗はありますが、可能ならばソニーストアがいいですよ。じっくりと視聴できて、スタイリストに質問などもできておすすめです。
試着と試聴で進化を感じられないのであれば、WF-1000XM5に買い替える必要はないでしょう。
買い替えを勧めたい人
前モデルWF-1000XM4からWF-1000XM5へ買い替えを勧めたい人は下記のとおりです。
- 前モデルが耳にフィットしなかった人
- 前モデルのヘッドセットに重さを感じていた人
- 前モデルより強力なノイズキャンセリングを求める人
それでは順に説明します。
1. 前モデルが耳にフィットしなかった人
前モデルの使用頻度が低かった理由は、耳にフィットしなかったからです。Sサイズのイヤーピースに交換しても、耳の穴にサイズが合いませんでした。
またヘッドセット本体も大きくて、耳からはみ出してしまいます。前モデルを長時間着用していると、耳が痛くなったり、耳からヘッドセット本体が滑落することもしばしば。
WF-1000XM5に買い替えて早速装着すると、体積比で約25%小型化したことでフィット感が向上!また付属のイヤーピースの素材変更とSSサイズの追加で、さらにフィット感が増し、落下への不安は激減です。
前モデルでフィット感に悩んでいた人は、ぜひ家電量販店やソニーストアで実際に手に取り、試着と試聴してみてください!フィット感の向上に驚きますよ!
2. 前モデルのヘッドセットに重さを感じていた人
前モデルは片耳約7.3gと、普段AirPods Pro2(約5.3g)を使用している筆者にとっては少し重く感じました。フィット感の悪さも相まって、姿勢を変えたり運動したりすると、ヘッドセットが滑落することも…
WF-1000XM5は体積比で約25%小型化したことに加えて、重さは約5.9g(約-1.4g)軽量化されています。フィット感の向上と軽量化により、落下への心配が少なくなりました。
筆者のように自宅でゆっくり音楽を楽しみたい人や、移動時間中の使用やトレーニング中の装着にもおすすめのポイントです!
3. 前モデルより強力なノイズキャンセリングを求める人
WF-1000XM4比でさらに20%のノイズ低減を可能にし、いまだかつてない静寂の中で再現性の高い音質をお楽しみいただけます。
引用元:SONY WF-1000XM5の商品情報より(詳細はこちら)
とあるように、確かにノイズキャンセリングの機能について、前モデルよりもアップデートを実感できます。自室での使用をメインにしているのですが、音楽だけの世界にどっぷり浸れるほど、ノイズキャンセリングが効いてますね。
扇風機やエアコンの運転音などは、音楽の再生音量にも依存しますが、ほとんど気になりません。
機会があれば電車(特に新幹線)内や、家電量販店やスーパーなどで使用して、ノイズキャンセリングの効果を試したいと考えています(後日追記予定)。
新規購入はあり!ただし購入は要検討
初めてフルワイヤレスイヤホンを購入する人には、品質も性能も満足できるWF-1000XM5はおすすめです。しかし昨今は、低価格でも品質のいいイヤホンが多く登場しています。
新登場のWF-1000XM5は、発売直後で値引率も低くてほぼ定価。価格がネックになっている人は、急ぎでないのであれば少し待つのもいいでしょう。
前モデルWF-1000XM4であれば、家電量販店などで旧モデル扱いになり、在庫処分価格として特価で購入できる機会があるかもしれません。また中古市場でも供給量が増えれば、WF-1000XM4の販売価格が下がってくるでしょう。
試着と視聴をして、フィット感と音質に満足できたのであれば、前モデルWF-1000XM4をお得な価格で購入するのもおすすめ!
いずれにしても「急ぎでどうしても欲しい!」と強く思っている人以外は、焦って買わずに少し待つ方がいいかもしれません。特に発売時期の9月以降は、年末商戦が活発になる時期です!
お得な購入方法が出てくるかもしれないので、楽しみにしておきましょう。ちなみに筆者は、ソニーストア 下取サービス(記事はこちら)を利用することで、お得にWF-1000XM5を購入できました(レビュー記事はこちら)。
お得な購入体験については、こちらの記事にまとめています。ぜひ参考にして、あなたもお得にゲットしてください(記事はこちら)。