高所作業車運転技能講習を受講することになったけど…
難易度はどの程度?合格率はどれくらい?おすすめの勉強方法は?
そんな悩みを抱えたまま試験勉強をしても、勉強内容は頭に入ってきませんよね。
会社補助を受けている方にとっては、合格せねばならないプレッシャーもかかっていることでしょう(筆者もそうでした)。
そこで今回は、高所作業車運転技能講習に合格した筆者が、筆記試験と技能試験の両方のポイントを解説します!受講時の体験エピソードも交えながら解説しますので、ぜひ最後まで読んでください。
結論
まずは結論!高所作業車運転技能講習の難易度・合格率、勉強方法は、下記のとおりです。
難易度:高所作業車の操作経験があっても、実技試験は要注意。
(特別教育で高所作業車10m未満の操作経験がある方)
合格率:非公開
筆者が受験した当時、約30人受講。
筆記試験:追試は3名
実技試験:2グループに分けて、グループ内での追試は2名
勉強方法:講師の話を聞いて、必要箇所を休憩時間などに繰り返し読んで覚える。
それぞれについて、詳しく説明しましょう。
高所作業車運転技能講習の難易度
高所作業車運転技能講習の修了考査は、1日目の最後に学科試験、2日目の最後に実技試験があります。
学科試験は制限時間60分で、マークシート形式。合非基準は明かされませんでしたが、試験中にはテキストやノート類の参照はできません。
学科試験問題は、講習会で学習した知識について正誤で問われます。「適切なものを選べ」なのか「不適切なものを選べ」なのか、十分に注意して解きましょう。
実技試験はバケット車の設置(運転は除く)から、高所に設置された目標2つに向けて、バケットを操作する(制限時間あり)という内容でした。作業手順通りにミスなく、制限時間も意識するという、緊張感のある試験でしたね。
学科も実技も初心者でも合格可能ですが、実務経験があるからと油断しないように注意。実技試験では、実務通りの作業をしてはいけません。
作業手順書の手順通りに作業しないと、減点方式で手持ちの点数がなくなってしまう恐れも…。
高所作業車運転技能講習の合格率
高所作業車運転技能講習の合格率は、残念ながら公表されていません。
筆者が受験した当時、約30人受講。筆記試験では不合格者3名、解散後に追試試験が実施されていました。実技は2グループに分けて、グループ内での実技試験追試は2名。こちらも講義終了後に、追試試験が実施されていました。
合格するには?おすすめ勉強法
高所作業車運転技能講習の修了試験は、筆記試験と実技試験の両方があり、両方に合格しないと免許は発行されません。
それぞれの試験について、攻略ポイントを紹介いたします。
筆記試験の攻略法
高所作業車運転技能講習の修了試験に合格するおすすめの勉強方法は、たったひとつです。
- 講師の話をよく聞いて、必要箇所にマークする
修了考査は、講習会の内容をもとに作成されています。重要な(テストに頻出する)箇所については、講師から指示があるので都度マークしましょう。したがって講義を受講するまでに、3色ボールペンや、マーカー、付箋を準備しておくのがおすすめです。
学科講習は1日なので、休憩時間も活用しつつ、講義内容を都度復習して理解度を深めましょう。1日の講習時間は、他の技能講習よりも長めでボリュームがあります。
講義終了はもちろん、修了考査まで集中力を持たせる工夫や準備をしておきましょう。休憩時間に仮眠を取ったり、チョコレートなど甘いものを準備しておくのもおすすめです。
※講習会場によっては飲食禁止の場合もありますので、事前に飲食可能か確認してください。
実技試験の攻略法
高所作業車運転技能講習の修了試験に合格するおすすめの方法は、3つです。
- 講師の話をよく聞いて、作業手順をイメージする
- 休憩時には操作の練習をさせてもらう
- 他の受講者に対する講師のアドバイスを聞く
実技試験は、作業手順書に基づいて実施されます。筆者が受験した時は減点方式で、致命的なミス(手順を飛ばしたり、不安全作業)をすれば大幅な減点で、一発不合格の危険性もあったそうです。
バケット車の周囲確認、アウトリガーの設置、バケットへの乗り込み、バケットの操作など、いずれの作業にもチェック項目があります。実務経験のある人は、自社作業のくせを出さずに、作業手順書を忠実に再現することを心がけましょう。
完全に未経験での受講者は、休憩時間に練習してもよいか講師に頼みましょう。参加者の人数や、休憩時間によっては難しいかもしれませんが、練習させてもらえることもあります。筆者も休憩時に講師に頼んで、作業の練習をしました。
結論(再掲)
改めて結論!高所作業車運転技能講習の難易度・合格率、勉強方法は、下記のとおりです。
難易度:高所作業車の操作経験があっても、実技試験は要注意。
(特別教育で高所作業車10m未満の操作経験がある方)
合格率:非公開
筆者が受験した当時、約30人受講。
筆記試験:追試は3名
実技試験:2グループに分けて、グループ内での追試は2名
勉強方法:講師の話を聞いて、必要箇所を休憩時間などに繰り返し読んで覚える。
それぞれについて、詳しく説明しましょう。
実技試験ありは毎回緊張する(感想)
学科試験については、特別教育をすでに受講していたため、特に難しいという印象は受けませんでした。講師の説明も、テキストの内容も、全くわからないということはありませんでしたね。
技能試験は、作業手順書を覚えるところからスタートなので、これがまた難しい。流れに沿って作業してみると、安全を意識されていることに改めて気づきます。
安全作業を意識すると、作業手順書は一気に理解が捗ります。イメージもしやすくなり、試験中に手順を失念することもありません。
2日間の講習で、ぎゅっと内容が詰まっていて疲れると思います。集中力を切らさない工夫をしましょう。筆者が受けた講習会場の近くにはコンビニがあったので、甘いお菓子で糖分を補給していました。