Twitterで先日公開された新機能「Twitter Blue」とは、サブスクリプションサービスのことです。
本記事を読んでいただくと、下記の3つがわかります。
- Twitter Blueに課金すべきか
- Twitter Blueの機能とメリット
- Twitter Blueに対する疑問や不安
筆者もTwitter Blueに興味を持ちましたので、一緒に内容を確認していきましょう。
Twitter Blueは、Twitterで質の高い会話が見つかりやすくなるプレミアムサブスクリプションサービスです。
Twitter ヘルプセンター「Twitter Blueについて」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
Twitter Blueの費用は月額980円
Twitter Blueは月額980円(iOSの場合は1,380円)となっています。
トライアル期間などは執筆時点(2023/1/15)で行われておらず、この後に紹介する機能を使いたいかどうかになります。
筆者の個人的な判断基準は3つ
プライベートで利用しているアカウントについては、下記3点の内ひとつでも当てはまれば、今の無料版でも良いと筆者は考えています。
- 現状の機能に不満はなく、カスタマイズしようとも考えていない
- 広告の表示頻度について、特に気にならない
- 動画をアップロードする予定はない
それではTwitter Blueに課金した場合のメリットを順に紹介します。

Twitter Blueに課金するメリット
表示名の横に青いチェックマークがつく以外にも、以下に紹介する10個の新機能が利用できるようになります。
一部機能については近日公開予定となっていて、今契約してもすぐには使えないので注意しましょう。
また、いずれも継続的なサービス改善に伴い、随時または定期的に変更される場合があるそうです。
執筆時点(2023/1/15)で紹介した機能が大幅に改善や修正される可能性もありますので、課金前にはTwitter公式サイトを必ずご確認ください。

ブックマークフォルダ
ブックマークしたツイートを、通常はスクロールして探します。
ツイートを数多くブックマークをしてしまうと、お目当てのツイートが見つからず苦労しますよね。
Twitter Blueでは、ブックマークしたツイートをフォルダに分けることで、後からでもお目当てのツイートが探しやすくできるそうです。
筆者はスクリーンショットして後から見直すことがあるので、スクリーンショットをする動作と画像を管理する手間が省ける便利な機能ですね。
ブックマークに追加したツイートを、後で簡単に見つけられるように、フォルダに分けて整理することができます。Twitter Blueでは、常に非公開となるブックマークやブックマークフォルダを無制限に作成できます。
Twitter ヘルプセンター「ブックマークフォルダ」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
カスタムアプリアイコン
以前からAndroidでは、アプリのアイコンを自分好みに変更できました。
最近ではiPhoneでもショートカットアプリを使用することで、アプリのアイコンを変更できます。
それらをTwitterのアプリ純正で変更できて、さらには「期間限定アイコン」も登場するみたいですね。
運用が開始されたら、どんな期間限定のアイコンがあるのか知りたくなってきました。
スマートフォンでのTwitterアプリアイコンの表示のされ方を、カスタムアプリアイコンで変更できます。複数の色の中から好きな色を選べます。設定を定期的にチェックして、期間限定で提供される新しい機能を見つけましょう。
Twitter ヘルプセンター「カスタムアプリアイコン」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
テーマ
無料版のTwitterにも搭載されている、通常、ダークモード(ダークブルー・ブラック)のテーマは、Twitter Blueに課金するとテーマの種類が増えるらしいです。
今のテーマが気に入らない、もっと他の配色でTwitterを楽しみたいという方にはワクワクする機能になっていますね。
無料版であれば「アイコン → 設定とプライバシー → アクセシビリティ、表示、言語 → 画面表示とサウンド → ダークモード」から変更可能ですよ。

Twitter Blueテーマを使うと、Twitterアプリの配色を選べます。
Twitter ヘルプセンター「テーマ」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
カスタムナビゲーション
アプリ下部に表示されているナビゲーションバー「タイムライン」「検索」「アクティビティ(通知)」「ダイレクトメッセージ」を、自分好みにカスタマイズできる機能。
個人的には「ダイレクトメッセージ」を「新規投稿」に変えて、既存の「新規投稿」の青いボタンをなくせるといいなと思っています。

この機能により、ナビゲーションバーに表示される項目を選択して、お気に入りのコンテンツやTwitter機能にすぐアクセスできるようにすることができます。アプリ画面下部のナビゲーションバーに表示される項目を、2つから6つの範囲で選択することができ、必要に応じて初期状態に戻せます。
Twitter ヘルプセンター「カスタムナビゲーション」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
話題の記事
AIの導入と進化によっては、期待できるのがこの機能。
流行に敏感な企業やインフルエンサーの方はもちろん、学生も興味がある機能ではないでしょうか。
フォローしているアカウントの選別が必要であったり、たまに見たくなるアカウントであったり、その辺の細かな設定ができるのか気になります。
あなたがフォロー中のアカウントや、あなたのフォロワーの間で最も多く共有されている記事のショートカットとして機能します。この機能により、あなたがフォローしているアカウントや、そうしたアカウントがフォローしているアカウントによって最も多く共有された記事が自動的に一覧化されるため、あなたが読みたいと思うタイプのコンテンツを簡単に見つけられます。
Twitter ヘルプセンター「話題の記事」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
リーダー
テキストサイズを変更できる機能については、魅力に感じる人も多いのではないでしょうか。
スマホやPCやタブレットなど、それぞれ自分に適したテキストサイズであれば、読むスピードが格段に上がります。
読むスピードが上がればインプットの量も増えるので、Twitterを使った学習や自己研鑽が、今よりもさらに捗るかもしれません。
長いスレッドを読みやすい表示に変換できます。リーダーは、スレッドのコンテンツのみをわかりやすく表示することを目的としています。スレッドの最上部にあるリーダーアイコンをタップすると、リーダー機能がオンになります。リーダー機能の画面では、テキストサイズを変更することができます。
Twitter ヘルプセンター「リーダー」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
ツイートの取り消し
これは便利な機能ですね、できれば無料版にもぜひ搭載して欲しいです。
送信を押してから、一定の時間が経過するまで公開されないのでしょう。
何度も見直した後にツイートしても、ツイート直後に誤字脱字に気づくことが多々あります。
本記事で紹介している機能の中で、この「ツイートの取り消し」機能が一番欲しいなと思いました。
送信後のツイートを、Twitterの他のアカウントに公開される前に取り消すことができます。この機能は、ツイートを編集*するためのものではなく、全世界に公開される前のツイートを、見直して修正するためのものです。取り消し可能な時間が経過すると、ツイートはフォロワーに表示されますが、このツイートはTwitter上の通常のツイートと同様に、公開したままにすることも、削除することもできます。
Twitter ヘルプセンター「ツイートの取り消し」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
会話での優先順位付け
優先的に表示されるのはいいことだと思いますが、Twitter Blueサブスクライバー同士の場合はどうなるのか気になります。
有益な返信をしている人が上になるのか、元ツイートをした人が返信の優先順位を選べるのか、など優先表示の中でも優劣があるのでしょうか。
この機能により、ツイートの会話においてTwitter Blueサブスクライバーの返信が優先的に表示されます。
Twitter ヘルプセンター「会話での優先順位付け」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
長尺の動画のアップロード
YouTubeをはじめ様々な動画視聴アプリがある中で、Twitterで動画を見るべき特別な理由があるのか、そこがポイントになりそうですね。
筆者が気になる点は2つ。
- YouTubeのように広告をつけて、投稿者が利益を生み出せる仕組みがあるのか。
- Twitter Blueサブスクライバーであれば、広告が入らず動画を視聴できるのか。
いずれにしても、長尺の動画がTwitterで流れてきてから判断してはいかがでしょうか?
フォロワーとより多様なコンテンツを共有しましょう。Twitter Blueサブスクライバーは、最大で長さが60分まで、ファイルサイズが2GBまでの動画(1080p)をアップロードできます(ウェブのみ)。
Twitter ヘルプセンター「長尺の動画のアップロード」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue
Twitter Blueラボ
上記の機能以外にもTwitter Blueラボと呼ばれる、「一般公開前の最新機能を試せる」機能があるそうです。
執筆時点(2023/1/15)で、試せる機能は下記の5つです。
- 長尺の動画のアップロード
- 動画を1080pでアップロード
- NFTプロフィール画像
- [スペース]タブ(アプリ内の言語設定を英語に変更する必要あり)
- ツイートを編集
いずれの機能も使用端末によっては利用できない機能もありますので、別途確認が必要となります。
Twitter Blueに対する疑問や不安
まだまだ「近日公開」の機能なども多く、試験的な運用であることが明らかなTwitter Blue。
だからこそ気になる点も多く、不安に思う方も多いのでは無いでしょうか?
筆者も気になった情報やウワサを耳にしたので、それぞれ確認しましょう。
Twitterが無料で使えなくなる?
Twitter Blueの登場により、「このまま無料で使えなくなるの?」と不安に思われた方も多いのでは無いでしょうか?
Twitterのヘルプより下記の通り記述されていますので、その心配はありません。
今まで通り無料でTwitterを利用できますので、これからも安心してツイートしましょう。
Q:これ(Twitter Blue)によりTwitterの無料バージョンは廃止されますか?
A:無料のTwitterが廃止されることはありません。Twitter Blueは、Twitterをより快適に活用するためのカスタマイズ機能をオプトインにより提供するものです。
Twitter ヘルプセンター「Twitter Blueについて」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue#tblegacy-diff
青いチェックマークが消えた!?
「Twitter Blueを契約して青いチェックマークが入ったのに、プロフィールを編集したら消えた!?」とツイートが流れてきました。
これはTwitter Blueの仕様で、課金しても青いチェックマークが付与されないことと関係しています。
青いチェックマークについては、対象のアカウントが一定の要件を満たしているかどうかの審査が必要です。
その審査基準のひとつに、プロフィールの確認があります。
プロフィールが審査基準であることから、プロフィール画像・表示名・ユーザー名を契約後に編集してしまうと再審査が始まり、一時的に青いチェックマークが外れてしまうのです。
この審査期間中にさらに編集することは禁止されているので、青いチェックマークが外れたからと焦って修正前に戻すことは注意しましょう。
Q:Twitter Blueサブスクライバーは表示名やユーザー名を変更できますか?
A:Twitter Blueにサブスクライブしてからプロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@から始まる名前)を変更すると、対象のアカウントが引き続きTwitterの要件を満たしていることが審査により確認されるまで、青いチェックマークは表示されなくなります。なお、この審査期間中にプロフィール画像、表示名、またはユーザー名をさらに変更することは禁じられています。
Twitter ヘルプセンター「Twitter Blueについて」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue#tblegacy-diff
青いチェックマークの審査基準について
以前は企業や有名人のアカウントにしか「公式マーク」が付いていなかったことから、青いチェックマークを取得するには審査がありそうと思いませんか?ご明察です。
青いチェックマークの資格には基準が公表されているので、内容を確認した上でTwitter Blueに課金した方がいいでしょう。
ポイントは以下の6つ
- アカウント情報に不備がないこと
- 過去30日間アクティブにTwitterを利用していること
- アカウント作成後、90日以上経過していること
- 電話番号を登録して、認証されていること
- プロフィール画像、表示名、ユーザー名を最近変更していないこと
- 虚偽、迷惑行為、スパム行為などの兆候がないこと
原文は下記のとおりです↓
Twitter Blueにサブスクライブしているアクティブなアカウントのみが、青いチェックマークの付与の対象となります。
Twitterではプラットフォームの信頼性を維持するため、チェックマークを付与する際の資格基準を設けています。青いチェックマークを獲得したり、維持したりするには、アカウントが以下の基準を満たしている必要があります。
- 情報に不備がないこと: 対象のアカウントには表示名とプロフィール画像が設定されている必要があります。
- アクティブに利用されていること: Twitter Blueにサブスクライブするには、対象のアカウントが過去30日間にわたってアクティブである必要があります。
- セキュリティが確保されていること: 対象のアカウントは、作成後90日以上が経過していて、登録されている電話番号が認証済みである必要があります。
- 欺瞞的行為に加担していないこと:
- 対象のアカウントには、プロフィール画像、表示名、またはユーザー名(@で始まる名前)を最近変更していないことが求められます。
- 対象のアカウントには、誤解を招く情報や虚偽情報の流布を行っている兆候が認められないことが求められます。
- 対象のアカウントには、プラットフォーム操作やスパム行為に加担している兆候が認められないことが求められます。
Twitter BlueにサブスクライブしたアカウントをTwitterが審査し、すべての要件を満たしていることが確認されると、チェックマークが表示されます。
Twitter ヘルプセンター「Twitterの認証バッジの要件」より URL:https://help.twitter.com/ja/managing-your-account/about-twitter-verified-accounts
Twitter Blueを契約しても広告は無くならない?
広告が完全になくなることで有名なYouTube Premiumは、1ヶ月の無料トライアルがついて、以降は1,180円/月です。
広告がなくなり、バックグラウンド再生ができるなどがメリットに感じる人も多く、契約されている方も多いのでは無いでしょうか?
さて一方のTwitter Blueでは、契約しても広告表示は無くなりません(無料トライアルもありません)。
広告表示がなくならないことについては、下記のとおり回答されています。
広告表示が今後なくなる可能性がゼロではないにしても、「少なくしたい」と留められていることには注意してTwitter Blueに課金しましょう。
Q:Twitter Blueが「広告なし」ではないのはなぜですか?
A:Twitter Blueは完全なオプトイン方式のサービスであり、「広告なし」機能などの初期機能は熱心な利用者層に特化して設計されていました。最終的に、価格に見合った十分な価値を感じられるようなプレミアム機能を提供することを目ざしています。また、将来的にはTwitter Blueのサブスクライバーには、表示される広告数を少なくしたいと考えています。
Twitter ヘルプセンター「Twitter Blueについて」より URL:https://help.twitter.com/ja/using-twitter/twitter-blue#tblegacy-diff
まとめ
突然表示された「Twitter Blue」の文字に困惑された方も多かったのではないでしょうか?
筆者もずっと気になっていた「Twitter Blue」について、記事を執筆しつつ学べてよかったです。
これだけの内容が分かれば、知り合いにも概要を説明できるでしょう。
昨年末に「無料でTwitterが利用できなくなる」と目にした時は驚きましたが、内容を確認すると必ずしも「Twitter Blue」に課金しなくても良いと分かりましたよね。
一方で近日公開予定の機能も多いですが、便利そうな機能があったことも事実です。
これらの機能をいち早く試してみたい方は、ぜひ「Twitter Blue」に課金してみてはいかがでしょうか?


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