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足場の組立て等作業主任者技能講習とは? 内容と難易度について解説!

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本記事では、実際に「足場の組立て等作業主任者技能講習」および「足場の組立て、解体又は変更の作業に係る業務の特別教育」の両方を修了して実務を行なった筆者が、資格内容と難易度を紹介させていただきます。

「この資格でできることって何?」

「試験の難易度は?合格率は?」

「どこで、いつ受験できるの?」

などの疑問に対して、筆者の実体験をもとに回答いたします。

したがって、講習の主催者によっては、記事の内容と実際の内容が一部異なる場合もあります。

あらかじめご了承の上、講習の詳細につきましては主催者へ問い合わせをお願いいたします。

目次

資格内容・できること

つり足場(ゴンドラのつり足場を除く)、張出し足場または高さ5m以上の足場の組立て、解体、変更の作業を行う際に必要な資格です。

上記作業において、事業主は作業主任者を置く必要があり、作業主任者には技能講習を終了したものを選任する必要があります。

現場で実際に作業をする者も、作業従事者として特別教育または技能講習を終了する必要があります。

フルハーネス型安全帯使用作業特別教育も併せて受講しましょう

2019年2月1日から、労働安全衛生規則の一部が改正されました。

上記に伴い、高さが2m以上に作業床を設けることが困難なところでの作業では、フルハーネス型を装着することが義務付けられました。

足場には作業床があることが大半ですが、安全のためにフルハーネス着用を義務付けられた現場も多かったです。

フルハーネスの着用には特別教育が必要となりますので、足場の技能講習や特別講習と併せて、フルハーネス型安全帯使用作業特別教育の受講も強くおすすめします。

難易度

特別教育:試験はなし。

技能講習:試験は学科あり。

学科試験

学科試験は配布されたテキストの内容から、択一式で出題されました。

テキストやノート類の持ち込みは不可。

基本的な事項の確認が多く、難問奇問の類は出題されませんでした。

当時の合格率(技能講習)

20人程度が受験して、不合格者(追試受験者含む)なしでした。

受験案内

日数および日程

特別教育

1日(終日)、最終日に免許を当日発行

技能講習

2日間(2日間とも終日)、最終日に免許を当日発行

学科:2日

費用

特別教育

15,000円(税込、テキスト代含む):KOMATSU コマツ教習所

  • 執筆時点の受講料となります。
  • 主催者によって受講料は異なります。

技能講習

22,000円(税込、テキスト代含む):KOMATSU コマツ教習所

  • 執筆時点の受講料となります。
  • 主催者によって受講料は異なります。

受験資格

特別教育

受験資格なし

技能講習

下記条件を満たして、事業主による実務経験の証明が必要です。

  • 足場の組立て、解体又は変更に関する作業に18才より3年以上従事した経験を有する者
  • 大学、高等専門学校又は高等学校において、土木、建築、又は造船学科を卒業しその後2年以上、足場の組立て、解体又は変更に関する作業に従事した経験を有する者
  • その他厚生労働大臣の定める者

筆者は正式配属後に特別教育を終了、実務を3年経験した後に技能講習を受講、その後にはフルハーネス型安全帯使用作業特別教育を取得しました。

フルハーネスはちょうど法律の変わる年で、ほぼ満席の講習会だったことを覚えています。

試験場所

都道府県毎に実施されていて、「都道府県名」「足場の組立て等作業主任者技能講習(特別教育:足場の組立て、解体又は変更の作業に係る業務)」をキーワードにインターネットで検索すると主催者と日程が分かります。

朝早くから夕方までの講義となりますので、移動時間には余裕を持ち、場合によっては宿泊も検討される方がいいかと思います。

1日目の学科試験、2日目の実技試験終了後、不合格の場合はそれぞれ追試がある場合がありますので、予定を組む際は注意してください。

このような講習は法律で講習時間が定められているため、遅刻は厳しく取り扱われますのでご注意ください。

リンク

本記事では参考として、KOBELCO コベルコ教習所の案内をリンクさせていただきます。

リンクはこちら→足場の組立て等作業主任者技能講習足場の組立て、解体又は変更の作業に係る業務

感想

サービスエンジニアとして、高いところに登ることも多く、高所での作業も数多く経験しました。

ローリングタワーや仮設足場を組むことも、その場で作業をすることもあり、この資格と知識を活かせたと実感しています。

筆者の現場では幸いにも無事故でしたが、墜落や転落は毎年発生する労働災害のひとつ。

現場経験はもちろん大事ですが、初めて現場へ行く人は必ず知識を取得して、自分の身は自分で守る必要があります。

「こうすると危ない」という知識は、自分が準備できる最大のお守りです。

本記事が資格取得を目指す皆様のお力になれば幸いです。

それでは本日も一日ご安全に。

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