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玉掛け技能講習とは?内容と難易度について解説!

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本記事では、実際に玉掛け技能講習を修了して実務を行なった筆者が、資格内容と難易度を紹介させていただきます。

「この資格でできることって何?」

「試験の難易度は?合格率は?」

「どこで、いつ受験できるの?」

などの疑問に対して、筆者の実体験をもとに回答いたします。

したがって、講習の主催者によっては、記事の内容と実際の内容が一部異なる場合もあります。

あらかじめご了承の上、講習の詳細につきましては主催者へ問い合わせをお願いいたします。

目次

資格内容・できること

クレーンなどで荷物を吊る際に、吊り具の日常点検から選定、吊り具を荷物とフックに掛ける、フックから吊り具と荷物を外すまでの一連の業務が行えます。

このような一連作業を行うには、労働安全衛生法施行令第20条第16号に従い、本講習を修了した者でしかいけないと定められています。

本講習および本資格の注意点は

  • 吊る対象ではなく、クレーンのつり上げ荷重が1t以上の場合は技能講習、1t未満の場合は特別講習と区別あり
  • 本資格だけではクレーンなどの操作や運転はできない。別途資格が必要
  • 本講習は、取得済み資格により一部免除がある(要確認)

難易度

試験は学科と実技があります。

学科試験

学科試験は配布されたテキストの内容から、択一式で出題されました。

テキストやノート類の持ち込みは不可。

基本的な事項の確認が多く、難問奇問の類は出題されませんでした。

実技試験

目の前に置かれた吊り荷の質量を、与えられた密度と測定して求めた体積から算出して、重心の位置を聞かれました。

実際にワイヤーロープの選定、点検、玉掛けをして吊り荷の上げ下げを合図する試験もあり、実技のボリュームは大きかったです。

注:クレーン操作は講師の方が、受験者の合図に従って実施されました(玉掛けの作業範囲外のため)

受験当時の合格率

難易度は少し高めで、追試試験を受けている方が20人中2、3人程度おられました。

受験案内

日数および日程

3日間(3日間とも終日)、最終日に免許を当日発行

学科:2日、実技:1日

費用

27,000円(税込、テキスト代含む):KOMATSU コマツ教習所

  • 執筆時点の受講料となります。
  • 主催者によって受講料は異なります。

試験内容

学科試験および実技試験

試験場所

都道府県毎に実施されていて、「都道府県名」「玉掛け技能講習(特別教育)」をキーワードにインターネットで検索すると主催者と日程が分かります。

朝早くから夕方までの講義となりますので、移動時間には余裕を持ち、場合によっては宿泊も検討される方がいいかと思います。

2日目の学科試験、3日目の実技試験終了後、不合格の場合はそれぞれ追試がある場合がありますので、予定を組む際は注意してください。

このような講習は法律で講習時間が定められているため、遅刻は厳しく取り扱われますのでご注意ください。

リンク

本記事では参考として、KOBELCO コベルコ教習所の案内をリンクさせていただきます。

リンクはこちら→玉掛け技能講習

感想

会社からも家からも遠い講習会場にも関わらず、宿泊場所も近くになかった辛い講習でした。

実技試験では、指差呼称の有無、正しい声掛け、正しい合図ができているかなど、確認項目も多くとにかく大変。

自分の番が回ってくるまで、他の受験者が作業するのを見ながらイメージトレーニングしていました。

玉掛けの作業は一連の流れに明確な意味があり、「この動作の前にはこの確認が必要」「この動作の後はここを確認する」と理解できてからは飲み込みが早かったです。

実作業では吊り荷を落とせば労働災害や損害賠償など、玉掛け作業を含む重量作業は非常にリスクが高い作業のひとつ。

本講習の内容や試験が難しく感じたのも、実務を経験すれば納得できます。

本記事が資格取得を目指す皆様のお力になれば幸いです。

それでは本日も一日ご安全に。

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